キヤノンの存在感
2020.06.22
皆さんこんにちは。
EZO CAMERAスタッフの大江です。
タイトルの字が間違っている?「キヤノン」じゃなくて「キャノン」じゃないか?
違うんです!「キヤノン」が正しい表記なんですよー!
と、それはともかく、今回はCanonについて書こうと思います。
Canonはもともと「精機光学研究所」という名の研究所として歴史をスタートさせました。
実は現在まで続くフォーカルプレーンシャッター機構を搭載したカメラを開発したのが、何を隠そうCanonなのです。
その試作機「カンノン」から名前を取って「CANON」の商標権を得ました。Canonの源流です。
精機光学研究所がボディ、Nikonの前身である日本光学がレンズの開発を手掛けて国産初の35mmフォーカルプレーンシャッターカメラ「ハンザキヤノン」を発売しました。
長きにわたるライバル関係にあるNikonとCanonですが、過去には協力して国産初の機能を搭載したカメラを開発していたのは意外に感じる人も多いかもしれませんね。
その後もCanonはカメラやレンズの開発を続け、カメラのトップブランドとして走り続けているわけですが、その過程においていくつもの名機を世に送り出しています。
Canonレンジファインダーカメラの決定版「Canon7s」
F0.95という超大口径!通称「ドリームレンズ」
レンジファインダーカメラ「Canon7」は、その機能もさることながら、開発されたレンズの性能が素晴らしく、中でも「50mm F0.95」というびっくりなスペックのレンズも発売されました。このスペックは現行レンズでもごく一部しか達成できていないもので、当時のCanonの技術力の高さが伺えます。
ニコン党も思わずうっとりするかっこよさ!「NEW F-1」
一眼レフの開発においてはNikonに一歩譲っている感のあったCanonですが、そんな中発売された「F-1」で一気にスペック面の差を縮めます。
露出計内蔵のファインダーを、NikonF2アイレベルと同程度の大きさにまとめ、大ヒットを記録します。
続くNEW F-1などのプロユースの機種だけでなく、やAE-1、A-1など、初心者に優しい機能を多数備えたカメラを揃えているのがCanonの強みです。
Canonの機械式カメラの質感は素晴らしく、特にNEW F-1のマット仕上げの塗装は思わず唸ってしまうほどかっこいい…
フィルム時代から続くEOSシリーズ「EOS-1N」
その後、オートフォーカスの時代に突入し、Canonは大きな変革期を迎えます。
それまでのFDマウントをすっぱりと辞め、現在まで続く「EOSシリーズ」の開発に着手したのです。
「EOS 1v HS」「EOS Kiss」を始めとした高機能、高コストパフォーマンスのEOSシリーズは世界中で大ヒット!高性能なレンズ群も相まって、世界のシェアを手中にし、現在にまで至ります。
いかがでしたでしょうか?
Canonは昔から、新規ユーザーを意識した商品展開で発展してきた「初心者に優しい」メーカーのイメージが強いと思います。
ですがその影ではいくつもの技術的な革新を経て、時代に合わせて常に変化していく姿勢があるのがCanonです。
「Make it possible.」はCanonのキャッチコピーですが、まさにいくつものユーザーの願いを「可能にする」ことを実現してきたメーカーなのです。
カメラの世界におけるキヤノンの存在感は、まだまだ強くなっていくことでしょう!
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