中古カメラの保管で気を付けたいポイント
2024.07.24
札幌の中古カメラ・カメラレンズ買取専門店 EZO CAMERAです。
カメラはとても精密な機械です。
普段の使い方や保管状況で、使える期間や性能が大きく左右されます。
それは新品でも中古でも変わりません。
せっかく気に入って購入した中古カメラを長く使い続けるために、気を付けたいポイントをご紹介します。
カメラの状態を保つために必要な条件
カメラの状態を保つには、いくつかの重要なポイントがあります。
特に「湿気」はカメラの大敵であることを理解することが重要です。
湿気によってカメラやレンズの内外にカビが生え、機能や描写に悪影響を及ぼす可能性があります。
これから、カメラの保管方法と適切なアイテムについて詳しく解説します。
湿気とカビの対策
カビが生える原因は、カメラ内部に入り込んだほこりや、手などで触れた際の皮脂にカビ菌が付着することによって発生します。
湿気はこれを助長するため、湿気対策は非常に重要です。
カメラやレンズの構造上、完全に内部を密閉することは不可能なので、以下の対策が必要です。
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使用後のクリーニング
- カメラを使用した後は、ほこりや砂塵をブロアでしっかりと吹き飛ばし、クロスで拭きます。
- レンズはレンズクリーナーでガラス面の汚れをふき取ることが理想です。
- これにより、表面のカビの発生を防ぐことができます。
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風通しの良い場所での陰干し
- クリーニング後、風通しの良い場所で陰干しを行います。
これにより、カメラ内部の湿気を除去することができます。
- クリーニング後、風通しの良い場所で陰干しを行います。
保管するのに適しているアイテムをご紹介
防湿庫
東洋リビング社やその他のメーカーから販売されている防湿庫は、庫内の湿度を一定に保ち、カメラはもちろん楽器などを保管する方も多いアイテムです。
一定の湿度を保つことはカビを防ぐことにもつながりますし、古いカメラなどでは乾燥しすぎて蛇腹や貼り革が劣化するのをおさえてくれる役割もありますから、カメラ保管にはこの上ないものでしょう。
ドライボックス
こちらもハクバ社をはじめとして様々なメーカーが販売をしております。
密閉される容器に乾燥剤などとともに保管して湿気からカメラを守ることが出来ます。
防湿庫を置くスペースが無かったり、そこまで大量のカメラがない場合にはこちらも有効な手段と言えるでしょう。
いずれにしても湿気のない環境に置き、長期保管によってたまに動かしてあげることが大切です。
カメラの定期メンテナンス
カメラの状態を保つためには、定期的なメンテナンスも欠かせません。
特に機械部分は、長期間使用しないと固着する恐れがあります。
定期的なメンテナンスを行うことで、カメラの寿命を延ばし、常に最高のパフォーマンスを引き出すことができます。
シャッターの定期使用
カメラのシャッターを定期的に切ることで、メカニズムが固着するのを防ぎます。
特にフィルムカメラでは重要な動作です。
シャッターはカメラの心臓部ともいえる部分であり、これが固着するとカメラ全体の性能が低下します。
毎月1回程度、カメラを使用しなくてもシャッターを動かすことをお勧めします。
シャッターを定期的に動かすことで、内部の潤滑油が均一に行き渡り、機械部分の摩擦を軽減することができます。
また、シャッター音を確認することで、異常音や動作の違和感がないかもチェックできます。
異常が発見された場合は、早期に修理を依頼することが大切です。
動作確認
レンズのフォーカスやズームリングを動かして、滑らかな動作を維持します。
これにより、内部の潤滑油が均一に行き渡り、機械的な摩耗を防ぐことができます。
特に長期間使用していないカメラやレンズは、動作確認を怠ると次回使用時にトラブルが発生する可能性が高まります。
動作確認の際には、カメラのオートフォーカス機能や絞りの動作もチェックします。
これにより、カメラ全体の動作状況を把握し、異常がないか確認できます。
また、バッテリーの残量もチェックし、必要に応じて充電することをお勧めします。
外観のチェック
定期的にカメラの外観をチェックし、異常がないか確認します。
特にゴム部分の劣化やネジの緩み、外装の傷などを確認し、必要に応じて修理や交換を行います。
外観のメンテナンスは、カメラの見た目だけでなく、使用感にも大きな影響を与えます。
外観チェックでは、カメラのグリップ部分やボタンの状態も確認します。
グリップ部分のゴムが劣化すると、操作性が悪くなり、撮影時の安定性が低下します。
また、ボタンが正常に動作するかどうかも確認し、異常があれば早めに対処します。
カメラバッグの選び方
カメラは保管だけでなく、持ち運び時の保護も重要です。
適切なカメラバッグを選ぶことで、移動中の衝撃や湿気からカメラを守ることができます。
カメラバッグは単なる収納ツールではなく、カメラを安全に持ち運ぶための重要なアイテムです。
防水性と耐衝撃性
防水性のあるバッグは、突然の雨からカメラを保護します。
カメラは湿気に弱いため、防水性のバッグを使用することで雨の日でも安心してカメラを持ち運ぶことができます。
また、耐衝撃性のあるクッション付きバッグは、移動中の衝撃を吸収します。
これにより、カメラ内部の精密機械を保護し、長期間使用できる状態を保ちます。
特にアウトドア撮影や旅行中には、防水性と耐衝撃性は非常に重要です。
防水カバーが付属しているバッグや、内部にクッション材がしっかりと配置されているバッグを選ぶことで、カメラをしっかりと守ることができます。
さらに、バッグの外側に防水ジッパーを採用しているものもあり、雨水の侵入を防ぐ設計が施されています。
バッグの容量とデザイン
バッグの容量は、持ち運ぶ機材の量に応じて選ぶことが重要です。
普段使いの小型バッグから、プロフェッショナル用の大型バッグまで、用途に応じて最適なサイズを選ぶことができます。
また、デザインも重要な要素です。
カメラバッグは日常的に使用するため、持ち運びやすさやスタイルも自分に合わせて考える必要があります。
小型のバッグは、ミラーレスカメラやコンパクトカメラの持ち運びに適しています。
一方、大型のバッグは、一眼レフカメラや複数のレンズ、さらにはドローンや三脚などの機材も収納可能です。
デザインについては、カジュアルなスタイルからプロフェッショナルなデザインまで様々な種類があり、使用シーンに合わせて選ぶことができます。
内部構造と収納力
バッグの内部には、カメラやレンズ、アクセサリーを安全に収納できるよう、パッド入りの仕切りがあることが望ましいです。
これにより、機材同士がぶつかって傷つくのを防ぎます。
また、収納力も重要で、必要な機材をすべて収納できるかどうかを確認しましょう。
多くのカメラバッグには、仕切りの位置を自由に調整できるベルクロ式のパッドが付いています。
これにより、カメラやレンズのサイズに合わせてカスタマイズが可能です。
また、アクセサリーポケットが多く配置されているバッグは、メモリーカードやバッテリー、フィルターなどの小物を整理して収納するのに便利です。
さらに、背面ポケットやサイドポケットがあるバッグは、取り出しやすさの点でも優れています。
カメラのバッテリー保管
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