ダイヤモンドダストへの旅

2023.03.01

初めまして!

EZO CAMERAアルバイトスタッフの橋爪です!

去年の10月に入社しました!

お店にはよくいますのでよろしくお願い致します!

今回は初めてブログを書いてみます。

私はフォトグラファーを目指しており、よく写真を撮りに出かけますので、その旅の記録的な話にもなりますがお許しください。

 

 

ダイヤモンドダストへの旅

もう2月末に差し掛かりますが、まだまだ寒い北海道。

暖かい家にこもる生活をしている人も多いのでは

しかし、そんな寒い中でも思わず外に出たくなるような素晴らしい景色があります。

それが『ダイヤモンドダスト

今回はダイヤモンドダストを撮影してきましたので、その様子を私が撮った写真をお見せしながらお話ししていこうと思います。

 

ダイヤモンドダストとは

まず、『ダイヤモンドダスト』について少しふれておきます。

ダイヤモンドダストは大気中の水蒸気が冷やされ細かな氷の結晶となって空気中を舞い、その氷の粒に太陽の光が反射してきらきらと輝く現象のことです。

とても幻想的な自然現象ですが、観測するためにいくつかの条件を満たす必要があります。

 

その条件とは

 

①気温は氷点下10度以下

 大気中の水蒸気を凍らせるためにはある程度の低い気温が必要です。

②天気は晴れであること

 太陽光の反射がなければきらきらと浮遊する光が発生しません。

③湿度が高いこと

 川の近くなどで湿度が高く、水蒸気が発生しやすいことが必要です。

④風が穏やかであること

 発生したダイヤモンドダストが風で流れてしまうため、幻想的な風景となりません。

⑤景色の見通しが良いこと

 日の光などが入りやすい環境が必要。見通しが良い橋の上などが絶好の観測環境です。

 

これらの条件を満たせば『ダイヤモンドダスト』を見られる可能性が高いです。

逆にこれは「最低限の条件」でもあり、他の要因が絡んで見られないことも多々ありますので、根気よく通うことが大切かもしれません。

 

撮影機材

今回の撮影に選んだ機材は

Canon EOS 5D MarkIIIとEF 24-105mm F4L IS USM

Canon EOS 5D mark III

EF24-105 F4 L IS USM

です!

 

選んだと言っても、私は普段からほぼEOS 5D mark IIIで写真を撮っています。

去年の秋、程度の良い中古品を購入しました。

人生で初めて購入したフルサイズデジタル一眼レフカメラです。

使用歴はまだ浅いですが、とても愛着が湧いている一台です。

 

EOS 5D mark IIIは2012年発売で10年以上前のモデルとなります。

ですが、AFの精度や連写性能の高さなど、今現在でも十分通用するスペックだと私は感じています。

さらに耐久性、堅牢性に優れており、過酷な環境下でも問題なくシャッターを切ることができます。

メーカーが発表している推奨動作環境は0℃+40℃となっていますが、今回の撮影場所は約-20℃

推奨動作環境を大幅に超えていますが、バッテリーの減りが若干早いくらいで問題なく撮影することが出来ました。

 

レンズのEF24-105 F4 L IS USMに関しても、防塵、防滴構造が採用されており、過酷な環境下でも撮影することができます。

また、24-105mmという広角から中望遠域までの幅広い画角で、レンズ交換せずに様々な風景を切り抜くことが可能です。

 

撮影時の注意事項

防寒を徹底すること

 -20℃もしくはそれ以上に寒くなる可能性があります。

 十分な暖かさを確保できるインナーやアウター、手足の末端を保護するため厚手の手袋、靴下やネックウォーマーなども持っていきましょう。

 

金属製の三脚の取扱いには注意すること

 冷え切った金属に素手で触れると皮膚に張り付いたり、凍傷のおそれがあります。

 触れる際には必ず手袋を着用してふれるか、三脚の脚部にスポンジなどを巻き付けるのも効果的です。

 

予備バッテリーを持参していくこと

 温度が低下するとバッテリーの持ちが悪くなります。

 いざという時のために予備バッテリーを持っていきましょう。

 上着の内ポケットに入れたり、バッグにカイロと一緒に入れておくと消耗を抑える事ができます。

 

カメラ、レンズの結露に注意すること

 冷えたカメラを急に暖かい車内などに持ち込むとボディやレンズ内部に結露が生じ、最悪の場合カビ、クモリの発生や故障してしまう可能性があります。

 急激な温度変化を与えないために、外から車内や屋内に持ち込む際に厚手のタオルでくるんだり、同じように外でカメラバックにしまってから持ち込み、徐々に温めてからカメラを取り出すようにしましょう。

 また、レンズヒーターを活用して冷え過ぎないようにすることも有効です。

 

今回の撮影場所

今回私が撮影地に選んだのは美瑛町です。

美瑛町を選んだ理由としては

・圧倒的な寒さでダイヤモンドダストの出現率が高いこと

・フォトジェニックなスポットが沢山ある

という2点になります。

 

そんな美瑛町は四季を通して多くの観光客やカメラマンで賑わいます。

美瑛町新栄の丘展望台からの景色

 

この広大な土地と雄大な十勝岳連峰の景色

寒さを忘れて見惚れてしまうほど美しいです。

 

私の家は美瑛町から約100km離れているので気軽に行けるような土地ではありません。

ですので、前日や直前に天気予報を見て、条件が揃いそうな日の早朝にダイヤモンドダストが出現することを信じて車を走らせるしかありません。(笑)

 

撮影当日

撮影当日は予定よりも早めに出発し、経由地の上富良野町千望峠で、十勝岳連峰を背景に朝焼けを撮ります。

上富良野千望峠

赤く焼けた空と少し霧掛かった上富良野の町が作り出す風景がとても綺麗です。

 

車を走らせ、陽が昇る前に美瑛町のフラヌイ大橋へ移動。

到着するとすでに沢山のカメラマンが三脚を据えて待機していました。

 

道道70号芦別美瑛線のフラヌイ大橋は、ダイヤモンドダストやサンピラーが見られる名所となっていて、多い時は100台以上の車が列を連ねます。

この日も100台とは言わないまでも、かなりの台数がありました。

なるべく通行の妨げにならない位置に車を停め、安全のためにも撮影中は通行車両に気を配らなければいけません。

撮影に臨む際は、安全のためにも撮影マナー向上のためにも「思いやり」が必要ですご協力をお願いします。

 

-20℃を下回る寒さの中、ダイヤモンドダストを信じて待ちます。

そして、眼下の木々たちに光が差し込む時

ダイヤモンドダストとサンピラー

なんと美しいダイヤモンドダストと共にサンピラーも出現しました!!

この景色を見られただけでも大満足ですが、まだまだダイヤモンドダストは舞い続けるため、夢中でシャッターを切ります。

霧氷とダイヤモンドダスト

凄まじい量のダイヤモンドダストです。

霧氷した木々たちも太陽に照らされ幻想的な風景を作り出します。

私は生まれも育ちも北海道なので、ダイヤモンドダストは何度か目にしたことはありましたが、ここまできれいに舞っているダイヤモンドダストは初めて見ました。

陽も高く昇り始め、ダイヤモンドダストが落ち着くころに続々とカメラマンたちは撤収し始めます。

私も最後まで粘りましたが、寒さで体の冷えもピーク。

風邪をひいては元も子もありませんので、名残惜しくも撤収することにしました。

 

 

今回の撮影旅は、条件が揃い見事なダイヤモンドダストを見ることができ本当に嬉しかったです。

次回は違う場所で撮ったり、構図を変えてみたり、レンズを変えてみたりして今回よりもレベルアップした写真が撮れるように頑張って行きたいと思います!

 

 

シーズンはまもなく終わりを迎えようとしていますが、ダイヤモンドダスト以外にも絶景がたくさんある冬の北海道を、是非カメラを持って旅してみてはいかがでしょうか!!

 

エゾカメラは中古カメラ専門店ですが、撮影の相談などもぜひ!

カメラや撮影場所の情報交換などもお待ちしております!

 

 

 

在庫などのお問い合わせもお気軽に!

また、北海道内出張買取受付中です!まずはお電話や、便利なLINE@でお問い合わせくださいませ♪

札幌中古カメラ専門店

EZO CAMERA (エゾカメラ)

TEL:0120-978-110

営業時間:10:00〜18:00

年中無休※年末年始を除く

EZOCAMERA公式Twitterはこちら

EZOCAMERA公式インスタグラムはこちら

LINE査定はこちら

ページ最上部へ