HASSELBLAD

2021.08.10

皆さんこんにちは。

EZO CAMERAスタッフの大江です。

皆さんは中判カメラ、使っていますか?

今回は中判カメラの王者ハッセルブラッドについて書いていきます。

HASSELBLADの歴史

ハッセルブラッドはもともと、カメラ製造業としてその歴史をスタートしたわけではありません。

ヴィクター・ハッセルブラッドが初めてカメラを製造するまでは縫製資材やイーストマンと提携して写真製品の代理店として輸入業を営んでいました。

ヴィクター・ハッセルブラッドが初めて一般向けのカメラとして制作、販売したのがHASSELBLAD 1600Fです。

ハッセルブラッドの写真
HASSELBLAD 1600F

その後、機構的な問題を解決したVマウント搭載の500Cを発売し、500シリーズは機械式カメラとして絶大な信頼を得て、ハッセルブラッドは写真の歴史に大きな名を刻むこととなります。

HASSELBLAD 503CW
HASSELBLAD 500シリーズの最終形「503CW」

また、ハッセルブラッドは世界で初めて宇宙を撮影したカメラでもあります。

きっかけは宇宙飛行士ウォルター・シラーが500Cを購入したことにより始まります。

彼はこのエポックメイキングなカメラを宇宙へ連れて行こうと考え実際にその夢をかなえることができたのです。

HASSELBLADは、その後も宇宙開発への大きな貢献を果たすことになり、アポロ計画においては初の月面着陸の瞬間などその記録を鮮明に残す役割を見事に果たしたのです。

また、アポロ計画においては地球に帰還する際の重量の軽減のために、ボディとレンズは月面に残し、フィルムマガジンのみを持ち帰ることとしたため、今この瞬間も、12台のHASSELBLAD DATA CAMERAが月面で静かに眠り続けているのです。

とてもロマンチックな逸話のたくさんあるハッセルブラッドに興味がわいてきませんか?笑

HASSELBLADの使い方

さて今回は、HASSELBLAD 500シリーズの最終進化系ともいえる503CWが入荷しましたので、試写も兼ねまして操作方法を皆さんに少しだけご紹介!

中判カメラ
503CW 500シリーズの完成形です!

ハッセルブラッドには必ず守らなければならない作法があります。

それは

すべての動作は必ずシャッターをチャージした状態で行う

ということです。

特にレンズの取り外しに関してはシャッターチャージをした状態で無理に行うとレンズ、ボディともに破損してしまい使用不能となってしまいます。

フィルムマガジンの脱着に関しても、チャージしておかなければフィルムを一枚分無駄にしてしまいます。

巻き上げクランクを回してシャッターチャージ

この点に注意を払っておけば、落下などの破損を除いては致命的な破損は免れることができますので、ハッセルブラッドを手に入れた際は十分に注意してくださいね!

ばらけた写真
ハッセルブラッドの特徴であるボディ、レンズ、フィルムマガジンの分離

さて、巻き上げダイヤルを前方向にガチャン!と止まるまで回せばチャージ完了!

チャージを完了したらボディ正面向かって右下のボタンを押しながら反時計回りにレンズを回すと取り外しが可能です。

レンズの裏側

ボディのマウント部
シャッターチャージが行われている状態。真ん中のつまみが赤側に回っている

フィルムマガジンはファインダー後部のボタンを右にスライドすると取り外すことができます。

マガジンの取り外しスイッチ。右にスライドして取り外します。

フィルムマガジンを取り外したら、フィルム装填です。

キャプションで説明いたします。

マガジンのロックを外す

マガジンを引き出した状態
マガジンのロックを解除して引き出します。
今回はモノクロフィルムを使用
フィルムマガジンの片側に未使用のフィルムを装填し
フィルムマガジンの圧板側にフィルムを通します。適度なテンションを保ちつつ引伸ばしていきます。
マガジンのロックレバーをロック側にひねると
フィルム圧板の爪がわずかに上がるので、この下を通し、もう一度ロックレバーをひねって爪を下ろして引きだし続けます
反対側の空のスプールの溝に先端を差し込みます。
差し込んだらレバーで巻取りをはじめます。
巻き取っていくと、元側のスプールにスタートマークと呼ばれる矢印が現れます。 このマークを、軸受けの△マークと会う位置で止めます。
フィルムがたるまないように注意しながら、マガジンを挿入し
しっかりとロックします。
ロックをしたら、マガジンのレバーを起こし、時計回りにくるくると回していきます。
くるくると回していくとフィルムカウンターの位置に数字の「1」が現れ、レバーが止まります。
「ボディのシャッターをチャージしてから」フィルムマガジンを取り付けます。
ウェストレベルファインダーを引き上げ、スクリーンをのぞける状態にします。
スクリーン上でピント合わせ。レンズのヘリコイドを回して、ピントルーペも使用してピント合わせをします。

写真に撮り忘れましたが、シャッターを切る前に、マガジンに付属する遮光板を取り外しておかなければシャッターが切れませんので、ご注意ください。

ピントを合わせたら、シャッターボタンを押してシャッターを切ります。手振れ、シャッターブレが起きやすい構造ですので、しっかりとホールドしてシャッターを切りましょう。
フィルムをすべて取り終わると、フィルムカウンターが表示されなくなり、シャッターが切れなくなります。残りのロールを巻き取るためにフィルムマガジンのクランクを回して巻き取ります。
ふっと軽くなる感覚がありましたら、元のスプールから巻取りが終わった合図ですので、遮光板を挿入し、フィルムマガジンを引き抜き、フィルムを取り出します。

以上がざっくりとした撮影手順です。

フィルムを現像所に持ち込み、現像を依頼しましょう。

HASSELBLAD、Carl Zeissの描写。

今回もフィルムの現像は札幌菊水写真現像所に依頼しました。

札幌菊水写真現像所さんは札幌ではおそらく唯一、モノクロフィルムを自家現像している現像所です。

大手量販店の現像では一週間以上かかる現像も、タイミングさえよければ二、三日で現像を仕上げていただけます。

そんな札幌菊水写真現像所で現像した写真たちはこちら

ハッセルブラッドの写真
大きい交差点で
最短撮影距離付近で。背景のボケ具合がとても美しいです。
絞り開放での撮影。岩肌の質感もとても滑らかに描写されています。

ハッセルブラッドの写真
無限遠絞りF11の描写。

今回の写真はいずれも503CWの標準セットレンズである。「Carl Zeiss CFE Planar 80mm F2.8 T*」で撮影しました。

絞ればもちろんですが、絞り開放でも魅力的な滑らかな描写となり、これ一本ですべての撮影を済ませることができるのではないかと思ってしまうほど。

レンズの写真
CFE Planar 80mm F2.8 T*

魅力的な描写に6×6の正方形フォーマット。

もともとはコマーシャルフォトの分野で縦にも横にもトリミングできる点で強みを持っていたともいわれており、トリミングに耐える高画質をも実現していたのがHASSELBLADであることがうかがえます。

そんなHASSELBLADを、ぜひお使いになってみませんか?  に記載

その他フィルムカメラの使い方などについてもスタッフブログページに記載されていますので、よければご覧ください♪

 

 

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